大人の矯正
矯正をするメリットは?
例えば、歯並びが悪ければ汚れが付きやすいので虫歯や歯周病になりやすいです。
また、上顎の歯が下顎の歯より前に位置している「出っ歯」な状態だと、口呼吸になりやすいので唾液が乾いてしまい、口腔内細菌(口の中のバイキン)が繁殖しやすい状態になります。 口腔内が乾くと外からの細菌やウィルスも体内に入りやすくなるので風邪に感染しやすくなります。
出っ歯は顔の中で特にぶつけやすいので、転んだり人や物にぶつかった時に前歯が折れたりかけたりしやすくなります。
反対に下顎が上顎より出てる「受け口」状態でも、同じように口呼吸になりやすいです。
さらに、噛んでいる歯が少ないので、臼歯の咬合面(噛んですり潰す面)の溝に自浄作用(歯と歯ですり合わさって汚れを落とす作用)が働かないので虫歯になりやすいです。
欧米では、Mr.インクレティブルやスーパーマン、アメコミなどのヒーロー達のように下顎が発達したマッチョマンがもてはやされますが、日本人の食生活に下顎前突は適していません。
また、顎の噛み合わせのずれから歯ぎしりや食いしばりを生じ、肩こりや全身のズレが起こります。
それにより、体の各関節いにひずみが生じ、関節痛などの炎症の原因になりうます。
さらに、どのような不正咬合(悪い噛み合わせ)でも、歯が食べものを粉砕する能力を完全に発揮できませんから、胃の消化にも悪く、成長発育にも大きく関わってきます。
このように、噛み合わせが悪いだけで全身に影響が出てくるのです。
矯正治療で歯並びを改善することにより、上記のデメリットをなくすことができます。
詳しくは以下のタイトルをクリックするとリンク先へ移動します。
※リンク先の記事は副院長の藤澤將人が寄稿しています。
(1)〜(8)は小児矯正の内容となります。
小児歯科のページの下段「小児矯正」をご覧ください。
( 9 )乳歯と永久歯の矯正治療の違い
(10)成人矯正のススメ1
(11)成人矯正のススメ2
(12)欧米での矯正治療の考え方
大人と子どもの矯正歯科治療法の違い
大人と子どもでは、治療方法に大きな違いがあります。
顎の成長がまだ発育段階にある子どもの場合、矯正歯科治療はその成長発育を促したり、抑制したりしながら正しい方向にリードして、 歯と顎を自然で理想的な位置に調整しながら進めていきます。(詳しくは、子どもの矯正をご覧ください。)
子どもの治療期間が「第Ι期」と「第ΙΙ期」に分かれ、治療期間も数年にわたるのはそのためです。
一方、すでに成長発育が止まっている大人の場合は、顎の大きさが完成しているため、それをベ-スに治療を行います。
そのため、顎の大きさに対して歯が並びきらずデコボコしている場合や、歯列が出ている場合などには、抜歯し、抜いたスペースを埋めるようにキレイに並び替えたり、前歯を後ろに下げたりします。
「大人の矯正治療ってやっかいだ」と思われる方も多いと思いますが、大人になってからの治療にもいい点はあるのです。
それは、治療期間が2期に分かれないため、子どもに比べると短期集中的に治療が進む、ということです。
また、大人の場合はどうしても治したいという気持ちが強く、自分の意思で治療を始める人が多いので、結果的に治療がスムーズに行われやすいのです。
いづれにしても、大切なのは、治療を受ける本人の強い意志と希望です。
通院をサボらない、歯みがきをキチンとする、指示された装置を毎日マジメにつける・・・等々、 矯正歯科治療は先生と患者の二人三脚がうまくいってはじめて、ゴールにたどり着くことができます。
症状と治療法
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の歯列全体、もしくは上顎が大きく前に突き出ている状態。
いわゆる「出っ歯」。
上顎の過成長、下顎の成長が不十分、生まれつき下顎が小さいことで起こる。
下顎前突(かがくぜんとつ)
下の歯列全体、もしくは下顎が大きく前に突き出ている状態。
いわゆる「受け口」。
食べものがうまく噛めず、発音にも影響が出る。
上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)
上下の歯列がともに前に突き出ている状態。
唇が閉じにくく、転倒したときなどに前歯が折れたり唇が傷ついたりしやすい。
すきっ歯
歯と歯の間にすき間がある状態。
顎に対して歯が小さい場合や、先天的・後天的も含めて歯の本数が足りない場合に起こりやすい。
目立つだけでなく、食べものが挟まりやすい。
叢生(そうせい)
実際の症例の詳しい内容は、画像をクリックするとご覧になれます。
使用した材料:マルチブラケット装置
治療期間:約2年半
来院回数:約30回
費用総額:¥1,000,000前後
治療のリスク:歯根の吸収、歯肉の退縮
歯がでこぼこにズレていたり、重なって生えていたりする状態。
顎が小さく歯がきれいに並ぶスペースが足りない、顎に対して歯が大きすぎといった場合に起こりやすい。
代表的なのが「八重歯」。
過蓋咬合(かがいこうごう)
正面から下の歯が見えないくらいに上の歯列が下の歯列に深く被さっている状態。
深く噛みこんだ歯が歯ぐきを傷つけやすいうえに、物を噛みづらい。
場合によっては発音にも影響が出る。
交叉咬合(こうさこうごう)
左右いずれかの奥歯または前歯が横にズレている状態。
前歯の中心がズレていることが多い。
放っておくと噛む機能が低下し、顔がゆがむおそれがある。
開咬(かいこう)
奥歯を噛み合わせたときに上下の歯に隙間ができる状態。
前歯で物を噛み切ることができず、空気が漏れやすいため、発音に影響が出やすい。
指しゃぶりが原因となることがある。
矯正治療後のホワイトニング
矯正治療中は装置でみがきにくいために着色が着きやすくなります。
装置を外した後にホワイトニングを行う事で、きれいな歯並びに輝きをもたせることができます。
後戻りを予防するためのマウスピースにホワイトニング用の薬剤を使用する事で、簡単にご家庭でホワイトニングを行うことができます。
せひお試しください。
矯正歯科治療費
詳しくはこちらをご覧下さい。
下記のPDFファイルは、有限会社TPオーソドンティックスジャパンが行ったインターネットリサーチによるアンケート結果です。
~歯並びと恋愛に関する調査~
社会人 男女各200 名 計400 名
歯並びに”自信あり”で既婚率高
クリスマスの予定は歯並び次第?!
約5人に1人 キスの時、歯並びが気になった
『矯正したい』 歯並びに自信がない女性で 57.8%